安いと評判のアンテナ設置業者「みずほアンテナ」。しかし、ネットでは「見積もりの倍以上費用が発生した」という口コミが…。果たして本当なのか、電話して真実を確かめました。
「もともとの見積もりでは、すべての料金を含めると40,000円弱でした。ところが、地デジアンテナの性能が悪い、ということで、15,000円のアンテナ代が30,000円に変わり、さらにはケーブル配線、設置にともなう器具は別料金とのこと。請求された金額は、税込みで81,000円に膨らみました。みずほアンテナ、恐るべし…。『込々の料金』というものを信じてはいけない、という良い勉強になりました」
私「こんな評判・口コミがあったんですが、本当なんですか?」
みずほアンテナ(以下、み)「お見積もりと実際の料金が異なるというのは、私たちの業界ではままあることなのです」
私「どういうことだか、聞かせてください」
み「ほかのご質問でもお答えしましたように、お電話ではお客様の詳細なおうちの状況は分かりかねます。ですからそのこともきちんとお伝えしたうえで、現場できちんとした見積もりを算出するのです」
私「でも見積もりと実際の料金が、倍以上違うってありえるんでしょうか?」
み「例えば築40年ぐらいの古いおうちですと、テレビの配線がすべての部屋に行き届いていないことが多いんです。いまの新築の場合は、そんなことはありませんが」
私「つまり、お客さんが望む部屋すべてに配線をあらためてしなくてはならないということ?」
み「そうなんです。そういったことは築年数を聞かせていただいても、現場に行ってみないと分かりかねますので…。もし新たに配線しなくてはならない場合、ケーブルの設置費用も別途掛かりますし、その長さによってはそれなりの料金になるケースもございます。
また例えば、屋根の上に設置するオーソドックスなタイプの“屋根馬”をお電話ではご了承いただき、いざ現場を調査してみると屋根馬は設置するのが難しく、設置する場所を変更する場合なども料金が増すことも考えられます」
私「その場合はどうするんですか?」
み「屋根馬が無理なら、壁面に取り付けるタイプのものや、あるいは屋根裏に設置するものもございます。いずれにせよ、お電話でのお見積もりと現場での料金が変わる際には、その内容と明細をお客様にきちんと説明させていただき、ご納得いただいたうえで作業を進めております」
私「なるほど。つまり説明も納得もないまま、工事をすることはないということですね」
み「絶対にありえません」
私「分かりました。では次にこんなこんな書き込みがあるんですが…」
昔、実家の親に頼まれて探したアンテナ工事業者が、対応は雑だし費用はどんどん上乗せされるしで最悪でした。あれから数年、今度は自分の家にアンテナを設置することになったので、安心して任せられる業者を探そうと決意。値段の安い「みずほアンテナ」に絞ったものの、ネットで見かけるのは賛否両論の嵐。本当はどっちなのか?真実を確かめるべく電話で調査しました。
さらに実際にアンテナ工事を依頼し、その際の様子をレポートにまとめているのでぜひチェックしてみてください。